こんにちは♪お花大好きひーちゃんです。
ガーデニングで、立派な花や植物へ育てるためには種が発芽するために必要な要素について知識の理解が大切です。
そこで今回は、タネが発芽するしくみからタネが発芽するために必要な要素までお話したいと思います。
タネが発芽するしくみ
タネが発芽するために必要な要素の説明の前に、どのようにタネが発芽するのかというしくみを説明していきます。
1.吸水期

タネは水分を吸水することで、発芽スイッチが入り、大きさを増していきます。
タネが吸水すると、タネに貯蔵している養分を分解する酵素やホルモンが活性化(ジベレリンやオキシトシン、サイトカイニンが増加、アブシジン酸が減少)します。
2.発芽準備期
タネは芽や根を形成する細胞を分裂させるための物質・エネルギーを合成します。
タネにはデンプンやたんぱく質、脂肪を発芽のために貯蔵しています。
これを消化酵素によって分解し、エネルギーや細胞構成の物質に変えます。
3.成長期

植物ホルモンのオーキシン(細胞伸長を促進する)やサイトカイニン(細胞分裂を促進する)が合成されることで、細胞の伸長・増加が起き、種皮が破れて発芽します。
タネの発芽に必要な要素とは?
タネが発芽するしくみについて分かったところで、今回の本題であるタネの発芽に必要な要素を説明していきます。
まず、タネが発芽するために必要な要素はざっくりいうと「水・温度・酸素・光」の4つになります。
そのうち、3つは絶対に必要な要素である「水・温度・酸素」です。
それぞれについて詳しく説明していきます。
1.水

発芽にとって、水は一番必要な要素です。
タネが発芽するしくみでも説明した通り、
タネは吸水により、タネに貯蔵している養分を分解する酵素やホルモンが活性化させることができます。
つまり、水は発芽に必要な要素の一つです。
2.温度

タネが発芽するためには、酵素やホルモンが適切に働く必要があります。
酵素やホルモンが適切に働くためには、適度な温度が必要となります。
つまり、温度は発芽に必要な要素の一つです。
ちなみに、発芽に必要な温度は植物によって異なります。
ホウレンソウやレタスでは、約5℃から発芽し、スイカやメロンでは約40℃ぐらいでも発芽が可能です。

植物それぞれの原産地での
環境適温を反映しているんだよ
多くの植物が20~25℃程度が最も発芽しやすい温度になります。
3.酸素

タネは発芽に必要なエネルギーを生み出すために、呼吸により酸素を取り入れます。
つまり、酸素は発芽に必要な要素の一つです。
プラスα 光

タネが発芽するための要素の中で、光だけは絶対に必要ではありません。
光が絶対に必要な要素でないことに驚いた方もいると思います。

普通、植物の成長には光が絶対に必要なイメージがあるから、
発芽にも光が必要だと考えてしまうよね!
なぜ、光が絶対に必要な要素でないかというと、
タネは発芽のためのエネルギーとして、タネに貯蔵していた養分を使うからです。
もっというと、成長した植物のように光からのエネルギーを必要としないからといえます。
ただし、発芽に光を必要とするタネ(好光性種子)も存在はしますので、タネまきの際には注意して下さい。
まとめ
今回は、タネが発芽するために必要な要素についてお話しました。
まとめると、
タネが発芽するためには必ず「水・温度・酸素」が必要です。
植物によっては、「光」が必要なものもあります。
それらの必要な要素により、タネは吸水期→発芽準備期→成長期を経て発芽するしくみがあります。
ぜひ、今回のことを意識してタネまきしてみて下さい。
きっと、あなたの花や植物が立派に育ちますよ!
では、また★
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