こんにちは、お花大好きひーちゃんです!
最近、近所の空き地に珍しいユリの花を見つけました!

でもよく見ると、
花はユリなのに、葉が一枚もありません!
花を除いた立ち姿は、まるで彼岸花に似てます。
実はこの花はユリではなく日本人にも馴染みのある彼岸花の仲間だったのです。
名前をナツスイセンといいいます。
ナツスイセンってどんな花?

★名称:ナツスイセン( リコリス・スケアミゲラ )
また開花時に葉がないことから別名ハダカユリとも呼ばれます。

名前に「スイセン」と入っているけど、スイセンの仲間ではないよ。
葉の形が似ている点と夏に咲くからなんだってさ
★属名・属科:ヒガンバナ属、ヒガンバナ科の花です。
★原産国・生息地:日本・中国
日本では、人里近くの山野や草地、道端などに自生しています。

私が見つけたのも、自宅近くの空き地だったよ!
★来歴
リコリス・スプレンゲリと リコリス・ストラーミネア or インカルナタが自然交配してできた雑種といわれています。
また日本には、中国から渡ってきて野生化した説もあります。
★特徴
・早春に球根から葉を出し、夏前には葉はすべて枯れてしまいます。
その後、8月頃に球根から花茎を伸ばし、開花します。
彼岸花(リコリス)ってどんな花?

リコリスは日本で、彼岸花、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)という名前で有名です。
歴史
彼岸花(リコリス)は、もともと中国・揚子江の流域にも多く自生していました。
日本には稲作の伝来と同様に渡来したのではないかと言われています。
第二次世界大戦後にアメリカの植物学者により、品種改良されてきました。
しかし、日本では縁起が悪いイメージや花が咲くまでに時間がかかることから盛んな育種はされていません。
基本情報
お彼岸の頃に、突然花茎を伸ばし真っ赤な花を咲かせる不思議な花である彼岸花の基本情報です。
★名称:彼岸花(ヒガンバナ)
別名は曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれます。
★科名属名:ヒガンバナ科ヒガンバナ属
★原産地:中国
日本へは稲作と共に伝わった帰化植物で
★特徴
・開花時には葉が一切無いが、晩秋から早春には細長い葉を茂らせます。
その後、春には葉が枯れて秋の開花までは地表に何も現れません。
・繁殖は種子ではなく、球根で行います。
・球根には猛毒があります。
・花色は、レッド・ホワイト・オレンジ・イエロー・ピンクなどバラエティーに富んでいます。
彼岸花(リコリス)って不吉な花なの?
彼岸花といえば、お彼岸の頃にお墓近くに咲いていることから不吉な花のイメージを持つ方が多いと思います。
もともと日本で彼岸花が「お彼岸の頃にお墓近くに咲く不吉な花」というイメージになったことには、球根に含まれる毒が関係します。
昔の日本では、死体の埋葬は土葬が主流でした。
そのため、死体がモグラやネズミなどの害獣被害にあることがありました。
そこで、彼岸花の球根に含まれる毒を活用し、彼岸花をお墓近くに植えることで、害獣から死体を守っていました。
また田畑近くに彼岸花が多く植えられていることも、田畑を害獣から守るためだといわれています。
よって、たまたまお彼岸に咲き、球根に毒があるだけなので、彼岸花を観たり、育てることでの悪影響はないので、「不吉な花」とはいえないと思います。
むしろ、お彼岸に集団で真っ赤な花だけ咲く彼岸花は、「不思議な魅力的な花」だと思います。
彼岸花(リコリス)の花型
彼岸花には大きく分けると、4種類の花型があります。
ヒガンバナ咲き

一般的なヒガンバナの花型。花びらが反り返るように咲き、おしべが長いことが特徴
ラッパ咲き

花びらは反り返ることなく、ラッパ状に咲く花型

今回紹介した「ナツスイセン」もこの花型の彼岸花だね!
ヒガンバナ咲きフリル弁

花びらがフリル状に反り返り、おしべが長いことが特徴の花型
八重咲き
細い花びらが多量に重なり合っている花型

ヒガンバナの八重咲きは珍しいため、画像がありませんでした、、、
気になる方は、上記商品リンクでみてみてくださいね♪
まとめ
今回は私が見つけたことをきっかけに、ユリに似た彼岸花の仲間「ナツスイセン」と彼岸花について紹介しました。
彼岸花は真っ赤で花びらが反り返っている花のイメージが強いですが、花色もバラエティーに富み、花型もいろいろあります。
ぜひ、興味のある方は彼岸花スポットや自宅で彼岸花を育ててみても面白いと思います。
では、また★
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